シュガーペーストとは、簡単に言えばお砂糖でできている粘土です。
主な材料は粉糖と卵白、それにゼラチンや水飴、ガムなどの「粘り成分(増粘剤)」を加えて粘土状にしています。
用途によって様々な種類があります。市販品もありますが、材料を揃えれば自分で作ることもあります。ペーストは、ブレントして使うことも可能です。
全て自然乾燥で乾燥します。いずれのペーストも湿気には弱いので、製作後はしっかりとした管理が必要です。
1、カバーリングペースト
ケーキをカバーするペーストです。
全体的に伸びやすく、ケーキをカバーするのに適しています。乾くとしっかり固まりますが、ケーキ入刀は可能です。(中身がケーキの場合。)
WILTON社「ロールフォンダン」参考価格 1,404円(税込み)/680g、アメリカ製(*カバーリング以外に造形も可)
「マッサ・ティチーノ トロピック」参考価格 5,400円(税込み)/2.5キロ(*カバーリング以外に造形も可)
Sweet Magic 「カバーペーストFondant」参考価格 540円(税込み)/454g
2,フラワーペースト(タイロースペースト」
お花など細かい細工のオーナメントを作るのに適しています。
ごく薄く伸ばすことが出来、繊細な表現にも対応します。乾くとしっかり硬くなります。
レシピは様々ですが、主に増粘剤として「タイロース」が入ります。
増粘剤は他に「トラガントガム」や「CMC7」などもあります。
3.混ぜるだけのペースト
<日新シュガーペースト>
粉末に対して10%の水を加えて練る。
香りが良く、白く仕上がる。表面が乾きやすいので、素早い作業が必要。練るだけなので少量から作れて便利。
<竹田製菓 シュガーペースト>
作り方は日新と同じ。日新よりも弾力が強い印象。